The global award in photography and sustainability

菊地智子氏が第1回Prix Pictet Japan Awardを受賞

菊地智子氏が第1回Prix Pictet Japan Awardを受賞

第1回目のPrix Pictet 写真賞に菊地智子氏が選出されました。受賞作は彼女の印象的な The Riverシリーズです。世界の写真界においての日本の中心的ステータスを確立するこの特別な賞のために、Swiss Japanese cultural foundationの助成で300万円の賞金が授与されました。この新しい賞は、フォトグラフィーとサステナビリティという2008年に始まったPrix Pictetの先駆的な事業の上に成り立っており、ノミネートされた日本のアーティストの作品を評価するものです。Prix Pictet本家同様、すべてのアプローチ – フォトジャーナリズムから美術写真まで – が受賞の対象であり、ノミネーションはアーティストのオリジナル写真シリーズの芸術性やポートフォリオ全体の物語の説得力に基づいて判断されました。

森美術館館長である南條史生氏率いる独立した審査員団が、ノミネートされた写真家達の作品を審査し、菊地氏を優勝者として選出しました。南條氏はこう語っています。「こんなに数多くの才能ある日本人写真家の作品を審査させて頂くことができ、大変光栄に思います。どれもとても優れたクオリティーで最終審査に頭を悩まされました。しかし、熟慮の末、菊地智子氏を受賞者とすることで意見が一致しました。彼女の作品は強烈で心に訴えるものがあり、変化する経済や中国人労働者達を取り巻く社会的・環境的現実を物語っています。菊地智子氏の作品は、昨年森美術館で展示されていることもあり、このような形で彼女を評価することができ、嬉しく思っています。」

Prix Pictetの議長を務めるStephen Barber氏は、こう話しています。「第1回目のJapanese Awardを立ち上げることができ、嬉しく思いますし、今後もぜひ続けていきたい取り組みです。このような素晴らしい選考を行った南條史生氏と審査員メンバーの方々に感謝の意を表したいと思います。」

菊地智子氏は日本生まれの写真家です。彼女の作品は 東京の森美術館、東京都写真美術館、そして川崎市民ミュージアムに収蔵されています。第38回木村伊兵衛写真賞において個展も開いています。彼女は、2013年のMagnum Foundation Emergency Fundの授与者でもあります。