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Valérie Belin氏が第6回目のPrix Pictet受賞者に

Valérie Belin氏が第6回目のPrix Pictet受賞者に

第6回目のPrix PictetはValérie Belin氏が受賞しました。受賞者発表はパリにある市立近代美術館にてPrix Pictetの名誉会長であるKofi Annan氏よりおこなわれました。

Valérie Belin氏の「静物」シリーズに対して100,000スイスフラン(65,000ポンド)が授与されました。選考は独立した審査員団によってなされ、7月にアルル展(Les Rencontres d’Arles)にて行われたスペシャルイベントで最終選考候補に残った12名の写真家の中から選ばれました。

12名の最終選考候補の写真家は以下の通りです。

Ilit Azoulay (イスラエル), Valérie Belin (フランス), Matthew Brandt (米国), Maxim Dondyuk (ウクライナ), Alixandra Fazzina (英国), Ori Gersht (イスラエル), John Gossage (米国), Pieter Hugo (南アフリカ), Gideon Mendel (南アフリカ), Sophie Ristelhueber (フランス), Brent Stirton (南アフリカ) ,Yang Yongliang (中国)。

審査員を代表して、委員長のDavid King卿は次のように話しました。「12名の素晴らしいポートフォリオが集まり、それぞれが異なったテーマの解釈を見せていました。議論を重ねた結果、Valérie Belin氏が受賞者に間違いないという結論に至りました。」

Prix Pictetのミッションは、サステナビリティという壮大なテーマに基づいて地球規模のメッセージを語ることのできる写真家を発掘することです。第6回目Prix PictetのテーマはDisorder(混乱)です。これまでの受賞者は、Benoit Aquin (Water・水), Nadav Kander (Earth・地球), Mitch Epstein (Growth・成長), Luc Delahaye (Power・力) and Michael Schmidt (Consumption・消費)でした。

付属本「Disorder」の前書きにKofi Annan氏は、こう記しています。「我々の時代はDisorder-混乱によって定義づけられています。そう混乱、我々が人類の歴史の中で今まさに、人類に解決できない問題などないと考えている時にです。医療の目覚ましい進歩によって、これまで不治の病とされてきたものも根絶しつつあります。巨大なダム建築や洪水防止に耐震高層ビル、といったエンジニアリング分野の驚異的な成果。我々の生活のあらゆる分野を支配することによって、私たちは地球を意のままに操ることができると思い込んでいます。しかしながら、新しいパンデミック、地震、津波、そして干ばつが発生するたびに、その思い込みの脆さが露呈するのです。私たちの秩序に対する錯覚は日に日に打ち砕かれているのです。」

最終選考候補に残った作品の展示会が、これから世界ツアーに出ます。最初はローマの国立21世紀美術館(MAXXI)にて開催され、そこからジュネーブの国際赤十字博物館(the International Red Cross and Red Crescent Museum)やチューリッヒのWestbauやCAB (Contemporary Art Brussels)やバルセロナのPalau Robertやサンディエゴの写真美術館(Museum of Photographic Art)といった世界のメジャーな美術館を回る予定です。その他の一流ギャラリーや美術館からの申し出も現在検討中です。